観劇初心者の記録

観劇の記録など

舞台 TRUMPシリーズのすすめ

ここ数日、TRUMP関連の記事をよく読んでいただいているようです。

ありがとうございますー!

 

マリーゴールドのキャスト発表後なので、TRUMPシリーズに初めてご出演されるキャストさんのファンの方かなあと勝手に思ってます。

せっかくなので、TRUMPシリーズのおすすめを書いてみようと思います。

予習しようかなとお考えの方に少しの参考になれば。

 

軽いネタバレを含みますので、前情報一切なしで円盤を楽しみたいという方(はこの記事に辿りつかないと思いますが)はご注意ください。

 

◆どれから観るか?

TRUMPシリーズで、現在手に入る映像は①Dステ版TRUMP(2013)2種、②LILIUM(2014)、③SPECTER(2015)、④NU版TRUMP(2015)2種、⑤グランギニョル(2017)です。

 

公演された順に観るのが王道でしょうか。①のDステ版と④のNU版は脚本はほぼ同じですが、ぜひ両方観て違いを見つけていただきたいです。

個人的には、その違いの中に末満さんの死生観の変遷?がみられるような気がしています。が、本当に気のせいかもしれません。

 

二つ目の観方としては、時系列順。

 時系列では、⑤グランギニョル→ほぼ同時期の③SPECTER→⑤と③の14年後の①=④TRUMP、そこから〇〇(伏せます)年後の⑤LILIUMとなります。

時系列順だと、ある程度内容を整理しながら観られるのではないかと思います。

 

ちなみに私は⑤LILIUM(観劇)→①DステTRUMP(円盤)→④NU版TRUMP(観劇)→③SPECTER(円盤)→⑤グランギニョル(観劇)という順番でした。

ここまで書いておいて元も子もないこと言いますが、どの順番で観ても絶望できるのでご安心ください。

 

◆各作品の簡単な説明と個人的見どころ

リンク貼ってますがアフィではありません。

①Dステ版TRUMP(お耽美度★★★)

シリーズの根幹となる作品。中世ヨーロッパのような雰囲気のヴァンパイア世界のお話。繭期と呼ばれる、人間でいう思春期のヴァンパイアの少年たちが暮らすクランでの出来事。主役のソフィのその友人ウルを中心に生、死、血、兄弟愛、友情、愛情が渦巻く。

D-BOYS(当時はD2)が出演。今をときめく山田裕貴さんや志尊淳さんが出ています。

志尊さんのアンジェリコが可愛くて傲慢で大好き。

演技に関しては、個々の差が大きいと思います。

※TruthとReverseはWキャストの配役違いです。僕は君で、君は僕なんだ。

マリーゴールドにソフィ役で出演する三津谷亮さんが出演(T:ウル/R:ソフィ)

 

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②LILIUM-少女純潔歌劇-(楽曲完成度★★★★)

モーニング娘。スマイレージ(現 アンジュルム)の選抜メンバーが出演。

繭期の少年少女たちが暮らすクランでの事件が描かれる。

リリーは友人のシルベチカの姿に見当たらないと探し回るが、周りの友人たちは誰もシルベチカを知らないという。シルベチカはどこに消えたのか。

こちらも演技に関しては個人差が大きい。

でもとにかく全曲素晴らしいのでぜひ観ていただきたい!

おすすめの曲書こうと思ったら本当に全部おすすめしたくて選ぶの無理でした。

マリーゴールドにガーベラ役で出演する田村芽実さんがマリーゴールド役で出演。

 

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③SPECTER(救われない度★★★)

TRUMP前日譚。

村人が襲撃・惨殺される事件が頻発しているネブラ村に、ヴァンパイアハンターが派遣される。同じ頃、繭期の少年4人がクランから脱走し行方をくらませた。

ネブラ村襲撃事件の犯人は誰なのか。繭期の4人はどこに向かっているのか。

終盤に明かされる事実の畳み掛け。

 

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④NU版TRUMP(荘厳度★★★)

脚本自体はDステ版とほぼ同じ。

Dステ版が繭期の少年たちの苦悩がリアルに感じられるのに対して、こちらは各キャラクター個人の深み?重み?圧力?を感じます。

豪華なキャスト陣も魅力です。Dステ版とは全く違ったキャラクターの中で、1人続投になった陣内さんのクラウスに意味がありそう。

※こちらもTruth/ReverseはWキャストです。

 

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グランギニョル(総合おすすめ度★★★★★)

SPECTERと同時期のお話。

繭期の少年少女失踪事件を追うダリに降りかかる残酷劇。

できればどちらかのTRUMPを観た上で観ていただきたい。

いやでもグランギニョルから入るのも良い…。

結果どれから観ても面白いんですか、グランギニョルは是非観てください

脚本、ビジュアル、殺陣、演技、歌、どれを取っても素晴らしいです。

マリーゴールドコリウス役で出演する東啓介さんが李春林役で、エリカ役で出演する愛加あゆさんがフリーダ・デリコ役で出演しています。ガーベラ役の田村芽実さんはグランギニョルにもキキ役で出演。

 

ピースピット2017年本公演 『グランギニョル』 [DVD]

 

◆チケットのこと

世界観が独特なので合わない人もいるかもしれませんが、ハマる人はどハマりします。

グランギニョルの時の話になりますが、何公演か入る方も多く、あまり譲渡にも流れませんでした。

一般発売はチケットはすぐ完売していたと思いますので、キャスト先行頑張りましょう!抽選ですけど!私もまだ増やしたいです。

 

それでは、良い繭期を!(合言葉)

グランギニョルの幕が閉じる⑧ヨハネスとレインとハンスについて

お久しぶりです。記憶が…後ほど(DVD届いてからかな)訂正する箇所が山ほどありそうです。

ネタバレあり。

 

ヨハネス・ブラドについて

髭をたくわえた厳めしいお姿とは裏腹になかなかお茶目なところがある、血盟議会の偉い人。

ブラド機関の創設者ニコ・ブラドの血縁者ということなので多分デリコ家やフラ家よりも家格が高いのではないかと思っています。

 ヨハネスと戦闘中のダリ曰く、パワープレイおやじ。

あと、任務内容についてもダリが「ヨハネスらしくもない(手の込んだ内容だ)」というようなことを言っていたので、豪放磊落なタイプなんだろう。

登場した時からマルコのイニシアチブ下にあった訳だけれど、最後の戦闘シーンでマルコのイニシアチブに逆らったのは何故だったのか。

 

あとですっぽり消すかもしれない考察。

純血種だから、貴族だからという理由ではないと言及されてた気がするんだけど、どうだったか。
イニシアチブを取られていても、本人の意思の強さが関係していたりするのかな。

イニシアチブに対抗したのはシリーズ全て含めてもマルコとヨハネスだけ。(もしDステ版以前の作品でそういった展開があったら教えてください!)

マルコはスーの命を奪われそうになった一瞬で、ヨハネスもダリが危機に瀕した時。

イニシアチブの主の思いよりも強く、僕が対抗する意思を持ったときに打ち勝ったりするのかなぁ。

普通は、イニシアチブを取られた時点で絶望して、対抗するという思考さえ出て来ない気がする。

 

閑話休題

 

ダリに頭を下げるヨハネスは真摯で実直だった。名実ともに立派な人物であることが伺える。

 

◆陰山 泰さんについて

若手の方々がメインな中、重厚感あふれるお声、御姿で存在感を示されていて

なんていうか、いらっしゃるだけでグランギニョルの世界観がただの耽美な復讐ものじゃなくなる。ヴァンプ界の序列や貴族社会という設定に奥行きが出る。

そんな演技をされる方。

演技だけじゃなく殺陣もこなされていて、すごい。

調べてみたら61歳だそう。今の60代、若いといってもあれだけ激しい殺陣…。本当にお怪我なく全公演終えられて何よりでした。

 

◆レイン・マクミランについて

融通の利くめがね君。真面目そうだけど飄々としている、どこか掴みどころのない人物。

ヨハネスの下で働く若手議員。中級ということは、そこそこの家柄なのだろうか。

チェスに興じ(るヨハネスを指導し)たり、剣戟を見るに文武両道タイプのよう。

レイン中級議員が活躍する場面は多くはないものの、黒幕(マルコ)から目を逸らさせるのに重要なポジションだったのではないかと思っている。

 

◆吉田 邑樹さんについて

めがね含め、レイン中級議員の衣装がとってもお似合い。

すごくスタイリッシュでした。

レイン役以外にも沢山出番がありましたが、黒薔薇館の歌姫のバックダンサーは素晴らしかった。

バレエのような動きを取り入れたダンスがとてもしなやかで、毎回吉田さんのことを追ってしまった。

吉田さんのダンス、もっと見たい。

 

◆ハンス・ベケットについて

旦那様至上主義のデリコ家執事。融通が利かないタイプのめがね。

血統、家格を重んじるような発言が多く、人間のスーのことは汚らわしいものとする。

なんているか、TRUMP界の一般庶民ヴァンプの体現のような人物だと感じた。

ハンスは本当のところはデリコ家のダリではなく、ダリの人柄に惹かれている…とかだといいなあ。

脚本・演出の妙かなと思うけれど、デリコ家の家具をバラシてはけるときの「お片付けお片付け!」はすごく印象にのこったシーン。

こういう幕間の入り方もあるんだ、と感心したし、暗くなっていく照明の中、机を運ぶ池村さんの姿勢がすごくきれいだった。

ハンスの不用心でダミアン・バルラハ一行をデリコ家にあげてしまうことになったけど、それだけ普段のヴァンプ社会は穏やかなのかな。

血盟警察の存在や、ブラド機関も社会の中で重要な役割をもって機能しているようだし、ここからどのようにリリウムの世界まで荒廃していくのか。

 

◆池村 匡紀さんについて

末満さんが池村さんは器用な演技をする方と評されていたけど、この方も『演劇を観ている』と思わせると感じた。

テレビや映画じゃない、生のお芝居の楽しさを伝えてくれる。

コミカルでありつつ、目立ちすぎないってすごく難しそうなんだけど、ちょうどいい塩梅が絶妙にできる方なんだと思う。偉そうですみません。

バックダンサーもやってらっしゃったのかな…DVDで確認しよう。

 

次でグランギニョルのキャスト関連記事は最後。

 

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グランギニョルの幕が閉じる⑦ アンリ、キキ、オズについて

まだロスです。

口調がだんだんくだけてきてます。すみません。

 

 

ネタバレ。

 

 

◆アンリ・ガトーについて

 

無気力な死にたがりの少年。

バルラハの実験で不死の体を得たが、不老ではない。

バルラハが老化の兆候って言っていたけど、実年齢はいくつなんだろう。下手したら数百歳ってこともあるのか…?

何に対しても投げやりなようで、ちゃんとキキの言うこと聞いたりオズのことも仲間として見ているのにぐっとくる。

きっとアンリはオズの予言に救われたはず。

強制収用クランに送致されてから、いつか薬の効果が切れて安らかな死が訪れるといいな。

実年齢が数百歳だとシルベチカみたいに急速な老いがやってきたりするんだろうか。

衣装は白〜グレーの幻想的な雰囲気で、袖や裾がゆったりとしたシルエットは宮廷道化師を思わせた。

王のために道化を演じる繭期の少年少女たち。

 

◆藤木さんについて

 

藤木さんは菊池さんとは逆の意味で実年齢とのギャップにびっくり。20そこそこだと…。

見た目が本当に少年のようだし、飛び回るような身軽さだし、声もなんだか幼く聞こえた。

末満さんが仰るとおりアクションもすごい。

あの動きにくそうな衣装で縦横無尽に舞台を駆け回る。

この舞台本当に実力者揃いなんだな、と改めて思わされた。

 

◆キキ・ワトソンについて

 

キキは目に映るもの全てが愛しくなってしまう繭期の症状を持つ。

「愛しているから殺してあげる」的なことをダリに言っている時のサイコパス感がすごい。

元気で明るい女の子のようだけど、オズとの会話から想像するに キキは繭期の症状で愛おしいのか、本心からなのか わからなくて不安だったんじゃないだろうか。

自分の感情が『症状』かもしれない。大事に思っているものを 未来の自分は自ら手放してしまうかもしれない。

アンリやオズへ向けられたのは、キキの心からの愛情だったのが救い。

イレギュラーの能力は高い戦闘能力だったけど、なんでも愛してしまう女の子にそのイレギュラーを与えるのが末満さんというかグランギニョルの世界だなぁ。

オズの予知と別れのシーンはLILIUM観劇勢にはたまらなかった。

もう泣かないと決めたをここで流すの…。

泣かないと決めたキキが泣くんだ…。

 

最後、1人だけ逃亡したキキ。

オズが予知したマリーゴールドの未来がLILIUMのあれなので、どうも希望の光とは思えなかったのだけど

マリーゴールドと切り離して考えたら、愛する人と出会って子どもが生まれたという未来があることは希望なのかな。

もしもグレコと出会って…なら、すごく尻に敷きそう。

 

 ◆田村さんについて

 

グランギニョルにめいめいが出演すると知って、チケット取れるだけ取ろうと思った。

めいめいが出ていなかったら一回行くだけだったかも。

ハロプロが好きで、特に歌がうまい子が好きで、推していためいめい。

普段は可愛い声と甘えた喋り方だけど、演技になると豹変するところ。

歌う時、一つ一つの言葉を丁寧に発するところ。

モブの時は楽しそうなところ。

たくさん目に焼き付けられた。良かった。

めいめいの実力はわかってるから期待値も高ーくしていたけど、やっぱり超えてきた。さすが。

ダミアンの首に足をかけるところ、アイドルだったらできなかったね…。

効いてねえよお、のとこもギリギリかなぁ?

アイドル続けながら女優やって欲しいなと思ってたけど、制限されることも出てきてしまうと思うので卒業して幅が広がったのは間違いない。

殺陣も歌ももちろん演技も、あれだけ仕上げていたからこそ東京千秋楽は本人も悔しかったと思う。

しょうがないとはとても言えないけど、きっとこれを糧にもっと成長してくれるはず。

これからも追っていきたい。ゆるくだけど。

 

◆オズ・ローナンについて

 

事前にサトクリフの弟と言われてたから、オズもサトクリフみたいに悪役然とした感じかと思ったら正反対だった。

何でも自分のせいにして、ごめんなさいごめんなさいと謝り続けるのが繭期の症状。

でも、イレギュラーの能力はサトクリフに似ている。サトクリフは人の死に様が見え、オズは未来が見える。

オズはアンリの死が見えたから、サトクリフよりもイレギュラーの力が強いのかな。

キキの未来の件は、マリーゴールドに転生したっていう解釈でいいんだろうか。

別れのシーンでは、キキが一緒に戦い続けた別の未来が見えたりしたのか。

それとも、未来が見えたからそれに則って、そうなるべく行動したのか。

まだまだイレギュラーについても知りたいことがたくさん。

 

オズは気が弱くてキキに守られてばかりの弟キャラのようだけど、キキに別れを告げるシーンでは意志の強さを感じたし、最後までキキを心配していたオズの愛情深さには泣けて仕方ない。

 

◆大久保さんについて

 

大久保さんはDステTRUMPで観てるけど、そこまで印象になく…正直D-BOYSのメンバーもまだ全員は把握できてません。

そんな状態だったけど、大久保さんも器用でなんでもこなす人だった。

大久保さんのデリコ家の使用人が大好き。武田鉄矢っていうかホリ。ホリがいると思った。ほんとに。

歌姫のダンサーの時もしなやかな動きで目をひいた。

思ったよりもお若いけど、子役として活動もされてたからキャリアがあるんですね。

歳の割に落ち着いた雰囲気なのはそのせいか。

オズ、素敵でした。

 

 

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グランギニョルの幕が閉じる⑥ ジャック・ブレアと黒猫について

ネタバレ

 

 

◆ジャックブレアについて

 

血盟新聞社の記者で、黒薔薇館のメンバー。

ゲルハルトに自らの立場を利用した情報提供するなど協力している。

ダリのことは快く思っておらず、失脚させたいと思っている。

オレンジ色のおかっぱ頭でオネエ口調のアクの強い人物。

 

ジャックが登場する場面は物語中盤までのキーとなるところ。

ゲルハルトが原初信仰者だとわかるシーン、フリーダへの取材と称してデリコ家に潜入するシーン。

インパクトのある見た目としゃべり、声音で物語のポイントとなる部分を盛り上げていく。

 

ジャックは本当に原初信仰者なのか。どちらかというとゲルハルトに心酔しているように見える。

ジャックのゲルハルトへの感情は、ハンスがダリに尽くすような忠誠とはまた違うもの。高貴な身分への興味や憧れが反映されているのかな。

 

◆服部さんについて

 

キャラが立っているのもあるけど、ダントツで印象に残った。

舞台を観ているなあと実感させられるお芝居。

オカマ口調の時の軽妙さから男の声に戻る瞬間の切り替えとか、フリーダに取材する時の適当な相槌(完全にほむほむって聞こえる)とか、日に日に大きくなる春林とデリコ家で会った時の反応とか、見ていて聞いていてとても楽しい。

ご本人的には良くないことかもしれないけど、セリフがとんだ時の勢いも好きだった。素晴らしい役者さんだと思いました。

 

 

◆黒猫について

 

春林とは旧知の仲?の情報屋。

猫耳の帽子にしっぽ付きの毛皮の服に薄汚れた顔といういかにも怪しい出で立ち。

曰く、吸血種だろうが人間種だろうが金さえ払えば同じとのこと。

辺鄙な酒場をねぐらとしている。

 

ダリが春林やマルコたちと黒猫のもとを訪れた際、マルコ=ヴァニタスという名前に違和感を覚えていたよう。

2回目以降、黒猫が疑問を持っているのがわかった。初日はわからなかった。

確信を持っていたわけではなさそうだけど、それなりに多数の事件があるだろう中で

数年前の事件の被害者であるマルコ・ヴァニタスの名前を憶えていたというのはかなり記憶力が良いのでは。

 

 

◆菊池さんについて

 

黒猫の風貌は顔があまり見えないうえに背も曲がっているから結構年配に見える。

思ったよりもお若くてびっくりした。40代くらいの方がやってるのかと。

黒猫以外にもデリコ家使用人や黒薔薇館の歌姫のバックダンサーなど色んな役で舞台を支えられていたけど、本当に器用。

ただ、本当に申し訳ないのだけど、サンシャイン池崎の印象が一番強く残ってしまった。

 

 

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グランギニョルの幕が閉じる⑤ バルラハとダミアンについて

本当に終わってしまった。

グランギニョルの幕が閉じてしまった。

 

グランギニョルは、その裏にある愛の分だけ大きくなる。

観終わってから、ずっとこのお話の残酷さとそれぞれの愛を考えている。

素敵なキャストとスタッフが作り上げた素晴らしい舞台、観劇できて本当に良かった。

お疲れさまでした。ありがとうございました。

 

 

 

ネタバレ。

 

 

◆バルラハ・ベルについて

 

不老不死の研究をしている人間。繭期を誘発(または増幅)させる薬を開発した。

繭期に複数人にイニシアチブを掌握されると、様々な特異能力を目覚めさせることができるという。

また、繭期とはTRUMPとの結びつきが強い時期であり、繭期の少年少女の精神状態がTRUMPにも影響を及ぼすと仮説立てている。

バルラハはイニシアチブの色んなことを教えてくれたけど、バルラハ自身のことはよくわかりません。

本当に純粋な人間なのか?バルラハが不老不死を求める理由は…?

人間も不老不死になれるのか?それとも、吸血種の誰かのために研究しているのか?

スーラとの関わりは?

疑問がたくさん出てくる。

 

グランギニョルの中では、繭期の3人の保護者(さらってきた子たちだけど…)のようにも見える。

アンリを大事にしているようなセリフもあるけど、それはアンリたちが試練に耐えて永遠の命に近づいているから。

そこにあるのは愛情ではなく興味。だと思う。

 改めて思い返すと、バルラハはファルスに重なるところがある。

少年少女に仮初めの永遠を与える者。

 

バルラハが『ファルスよ…』って呼んだ時、まさかグランギニョルにファルスが!?って一瞬びっくりしてしまった。

その後の流れでアンリのことだとわかったけど

 

(お前たちしかいない、とは言っていなかったのでアンリ1人のことと解釈してます。)

しばらくドキドキしていた。

 

時系列で考えればソフィ=ファルスよりもアンリ=ファルスの方が先だ。

TRUMPシリーズにおける『ファルス』は少なくとも2人。

永遠の命を与えられた者をそう呼ぶのか。

だとしたらリリーも?疑問だらけ。

 

バルラハの話に戻ろう。

今後バルラハのことを詳しく語られる機会はなさそうだけど、どんな生い立ちでなぜ原初信仰者になって

どうやってマルコ=ダミアンと出会って協力関係になったのか。

バルラハが人間だからこそ、他の登場人物よりも気になる。

 

 

◆窪寺さんについて

 

窪寺さんも、染谷さんと同じく刀剣乱舞でお芝居を観た。

刀剣の記事でも書いたけど、初演と再演の窪寺さんのお芝居の違いに感動した。

同じキャスト、同じ台本でこうも違うかと衝撃を受けて観劇にハマった、きっかけのうちのお一人。

 

年齢不詳、不気味なバルラハだけど窪寺さんがやるとかっこいい。

今回のバルラハ役は他の役に比べて余白が少ないと思うので、他の舞台も拝見してもっともっと色んな表情を見たい。

 

 

 

◆ダミアン・ストーンについて

 

ダミアンもまた、謎が多い人物で…

TRUMPが吸血種の祖として誕生した頃の側近で、ダミアンもまた千年を生きているという。

グランギニョルを仕組んだのはダミアンで、ウルの復讐心を利用し、美しい残酷劇をTRUMPに捧げるためだった。

歌麿の家族を殺した人物も同一かと思われたが、ダミアン・ストーンとは 初代の人格をコピーされた数多の人物たちであり、探していたダミアンではなかった。

 

グランギニョルで個人的に一番驚いたのはここ。

人格のコピー!!まさかそう来るとは。

末満さんの頭の中こわい。

 

ダミアンコピーは何人もいて社会に紛れているという。TRUMPの、LILIUMの、SPECTERのあの人物もダミアンコピーの可能性があるのだろうか。

あとは血盟議会との繋がり。ダミアンは意図的に社会に放たれている可能性もあるのでは。

色々考えてしまって収集がつかない。

 

 

◆日南田さんについて

 

剣を持ったまま前転したところで既にびっくりしてたけど、前宙やらバク転やら されてた気がする。

とにかく派手なアクションで、見ていてワクワクするけどハラハラもして

ああ生で舞台観てる!!という気持ちが最高潮だった。

アクションだけじゃなくて、常に三白眼で目を見開いているような表情は狂気を感じ、目が合うとゾッとする。

メイクも髪型も派手だから、そちらに目が行きがちだけどDVDでぜひ!表情も!見てください!

ステーシーズにも出演されているようなので、日南田さん目当てで見返そうと思う。

ヘルメットだからな…見つけられるかな。

 

 

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グランギニョルの幕が閉じる④ スーとフリーダについて

ネタバレ。

 

 

 

 

◆スー・オールセンについて

 

 

異教団殲滅作戦の際、ダリの命を救った人間種の女。

教団がTRUMPに捧げるための供物であり、奪還される可能性が高いと考えたダリが 血盟議会に引き渡さずデリコ家で匿った。

実際は、マルコ=ウルがダリへの復讐とグランギニョルのためにデリコ家でダリの周辺や内情を探らせていた。

こう、ウルのためにデリコ家に潜入し諜報活動をしていた…と文字にするとスパイのようだけれど、スーのことは とてもそう思えない。

デリコ家に匿われフリーダやダリの優しさに触れ、ウルへの愛情や復讐心との狭間で苦しんだ人。

原書信仰の両親の元に生まれたが故、背負うことになった呪い。

自らの生と、生まれてくる子ども(ウル)の生を呪うスー。

吸血種に翻弄され続けたスーが、フリーダに心を救われ、ダリに子どもを託すことになるのもまた因果。

 

デリコ家に匿われているとき、スーは どんな思いだったのか。

悪口を言い合いつつ気にかけてくれるダリ、身重な体と心を労わってくれるフリーダは ウルに次ぐ、もしかしたらウルと同じくらい大事な存在になっていったのではないか。

デリコ家にいた数か月が、スーの人生における幸せの大部分を占めているのかもしれない。

 

 

◆田中さんについて

 

 

演技経験はあまりないのかもしれないけど、細い手足と白い肌からあふれる透明感がひときわで スーの無垢なイメージにぴったり。

華奢で儚げで 生意気。

演技力とか、表現力という意味ではまだまだ発展途上なのかもしれない。

だけど、周りのキャリアを積んだキャストに喰らいついていく姿が印象的だった。

それとカーテンコールで度々見せる涙は、こちらの感情をさらに高まらせた。

 

 

◆フリーダ・デリコについて

 

フリーダは愛の人。ダリへの愛情、スーへの親愛、共存主義という博愛。

ハート型の髪型はそれを表しているのかな。

「幸せであろうと努力しています。」

グランギニョルの中で、一番印象に残っているセリフ。

生まれも育ちも良く、全てを持っているように見えるフリーダが幸せであろうと努力している。

今まで末満さんのお話で教訓のようなものを感じることはなかったけれど、フリーダの生き様には胸を打たれたし衝撃を受けた。

 

影響されやすいなあと思うけれど、私は観劇や映画鑑賞、読書のあとは自分を顧みる機会が与えられるような作品ほど印象に残る。 

好きとはまた違う。

それはお話の面白さや仕上がりとは関係ないところなので、グランギニョルがお話自体も面白くて印象に残る作品というのがすごく嬉しい。

 

閑話休題

ダリについての記事でも書いたけど、ダリがラファエロに殊更厳しくしていたのは

フリーダの「ラファエロの前では厳格な父親でいてください」という言葉があったから。

ダリとフリーダの間の愛情が見えて、だからこそTRUMPを観た人は絶望を深くする。

 

 

◆愛加さんについて

 

元宝塚の方ということは知っていたけど、それ以外の前知識は全くなし。

前出のハート型の髪型、正直どうなんだ…と思ってたけど気品溢れるお姿になるのすごい。

今宵は黒き夜は最後の高音の伸びとか素晴らしくて鳥肌が立って仕方なかったし

フリーダがマルコに噛まれた時の絶叫は誰よりも響いて壮絶だった。

可憐なお顔立ちだけど、なんていうかパワーがある。

愛加さんが登場すると場の雰囲気が引き締まる。

勿論フリーダの役柄もあるけど、愛加さんが緊張感を与えてるんだと思っている。

宝塚観てみたいなー!!!と本気で思いましたが、色々とルールがあるようなので初回はできれば経験者の方と行きたい。予定は未定。

 

 

 

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グランギニョルの幕が閉じる③ 春林と歌麿について

ネタバレ。

 

 

 

◆李春林について

 

 春林はクランではなく人間界でバンパイアハンターに育てられ、彼自身も若くしてハンターのキャリアを積んでいる。

春林の背景はまたどこかで話に繋がってくるのかな。父親が誰か、とか。

春林は名前が示すように、中国拳法のような素手の戦闘スタイルで、気も操ることができる。バンパイアハンターの中でもかなり特殊な技術の持ち主。

戦闘中歌麿にわざとイニシアチブを取らせ、自らの能力を解放させたが、歌麿との会話から 過去にも この行為を行っていることがわかる。

ダンピールでありながら繭期を超えて生きているが、長くはない余生と自ら言うのはどういうことなんだろう。

バンパイアハンターという職業柄なのか、ダンピールは繭期を超えても短命だからということなのか、あるいはイニシアチブの乱用による弊害があるのか。

末満さんのニコ生での発言で、次の任務に発つ春林は予感めいたものがあったとのことだったけれど

すでに冒頭からその意識があったのだろうか。

ポジティブダンピールを自称するシーンでは観客の笑いが生まれていたけれど、その予感があったのなら、春林の決意を笑えなくなる。

 

 

◆東さんについて

 

 最初に見たのはおそらく刀ステ初演。画面上では とにかく大きいというイメージ。

今回間近で見て、大きいけどすらっとしていて、なんていうか芸能人になるために生まれてきたような体格だなあと。手脚の長さと細さ、あと、肌がとてもきれいだったのが印象的。

 春林の「上出来です。」がとても好きで、歌麿に嚙まれた後、汗に濡れた顔を上げながら言うそのセリフはファンじゃなくても惹きつけられた。

声が低いけれど優しく響くので、聴いていて心地よい。

歌もお上手だと聞いたので、ミュージカル方面での今後の予定がたくさんで何より。

 

 

歌麿について

 

 残酷劇と銘打っていて暗いお話の中で、歌麿は一種の清涼剤のような存在。

清涼剤っていうよりも、スパイスというほうがしっくりくるかもしれない。

春林とのコンビ、ハンスとのやりとり、ダリとの掛け合い、各場面で重苦しいテンションを一瞬払拭してくれる。

歌麿はもともとが人間で、バンパイアに噛まれても死に至らなかった珍しい後天的吸血種。

自分を吸血種にし、家族を殺したダミアン・ストーンに復讐するためにバンパイアハンターとなった。

グランギニョルにおけるダミアンは、歌麿の探すダミアンではなかった。いつかこのダミアンも出てくるのだろうか。

歌麿は単純なおバカのようでいて、感情に流されたのは黒猫の店でダミアンの名前を聞いた時だけだった。意外と冷静なのか、師匠によく躾けられているのか。

 

小説「シモンには動機がない」のカザンは、歌麿のことで間違いないと思う。(由来は横山崋山?)

そしてシモンは石舟のこと。

SPECTERでの石舟と萬里の会話で、「歌麿と一緒が良かった」「(石舟と萬里は)長い付き合い」というやり取りがあった。同じ研修をした同期だったとは。

萬里が石舟を邪険に扱うのはツンデレとかその類のものかと思っていたけど、小説を読むとだいぶ印象が変わる。石舟が怖い。

きっと小説になるくらいだからこの辺りも設定が色々あってそのうち明かされるんだろうなあと思うけど、グランギニョルの感想を書き始めてからそんな希望的観測ばっかり言ってる気がする…。

末満さんがライフワークと仰ってるTRUMPシリーズ、私も生涯観ますから どうぞ健康にはお気をつけてたくさん作品作ってくださいませ。

 

 

◆松浦さんについて

 

 松浦さんもグランギニョルでお名前を知った。

 USJでダンサーをされていたとのことなのだけど、キャスパレのダンスのときにあまり観ていなくて後悔…。DVDでたっぷり観よう。

 歌麿が絶妙な間の取り方で笑いを起こしていくのは、さすが関西の方。

涅槃像ポーズはLILIUMファンには嬉しい演出でした。

メイクと髪型で相当見た目の印象が変わる方だと思う。

声質的に元気な役とかガサツっぽい役が似合いそうだけど、素顔のスッとしたきれいなお顔立ちが活きそうな、歌麿とは真反対の それこそレイン中級議員のような役も観てみたい。

 

 

 

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