観劇初心者の記録

観劇の記録など

舞台 刀剣乱舞〜虚伝 燃ゆる本能寺〜のこと①

グランギニョルのこと書いたばっかりだけど、刀ステのお話。

長いですよ。

話のあらすじも書いてますのでご注意ください!


おそ松さんonSTAGEを観に行った際に

2015年版TRUMPを同じ劇場(ブルーシアター)に観に来たと近くの方にお話したところ、末満さんが刀ステの脚本と演出を担当されることを教えていただいたのがBD購入のきっかけ。

ゲームやらないとよくわからないからとポケットも始めました。

今ではカンスト10人くらいいます。初めてこんなにゲームにハマりました。


この話は、タイトルにもある通り織田信長に関係する物語。

とある本丸に不動行光が顕現したが、もと主である織田信長に対する考え方の違いから

へし切長谷部、宗三左文字、薬研藤四郎と対立する。

また、時間遡行軍が過去に対する歴史の修正を行なっており

天正十年に起こった本能寺の変にもその手が及んでいた。

対立したままの織田4振と、過去の失敗を引きずったまま近侍に任命された山姥切国広、山姥切をサポートしつつ5人の成長を見守る三日月宗近を中心に描かれています。


信長を愛する不動、信長を憎む長谷部、信長に囚われ続ける宗三、それぞれの心に違った織田信長像があり

それは互いに理解できないものかもしれない。

だが それら違った像や民衆のイメージの一つ一つがパーツとなり 確かに織田信長を形作っている。

歴史に名を残した織田信長とは 本能寺で光秀に討たれた その死に様を含めて織田信長である。

(今このあらすじ書いてて思ったけど、私みほとせにまで刀ステの内容を引きずってる)


山姥切は近侍としての務めを果たそうとするが、以前の失敗と元々のネガティブ思考でうまく部隊をまとめることができず苦しむ。

山姥切の前に近侍であった三日月は 穏やかに、時に荒療治も交えながら山姥切を導いていく。


二つの軸があるけれど、大きなテーマとしては『立ち向かう強さ』なのかなと思います。


信長に対する複雑な気持ちに囚われ続けている長谷部、宗三、薬研は

親愛の気持ちを口に出して憚らない不動が本丸に加わったことで改めてそれを強く意識するようになる。

長谷部や宗三は、自分たちのことを信長に囚われたままと言いますが

己の信長への気持ちがそうさせているのです。

自分の気持ちからは逃げられない。立ち向かうしかないと決めてからの宗三は強い。


山姥切は以前近侍を務めていたときの失敗から自信をなくしており、不動が顕現してから衝突ばかりの織田4振りをまとめることもできず

主がなぜ自分なんかを近侍にしたのかと思い悩む。

三日月や鶴丸に助けられ、必死にもがきながら主命を果たそうとする。

そんな中で、不動が自分をダメ刀と自嘲することを自らに重ね合わせる。

信長を救えなかったことに頓着する不動と、過去の失敗を忘れられない山姥切。

『強くあれ』という主の思いに気づくことができた山姥切もまた、強くなることができた。


江雪の言うように、彼らは 彼ら自身を取り巻く物語に形作られている。信長同様に。

その物語から逃れることができないからには立ち向かうしかないのだ。


光秀の謀略は成功し、歴史通り信長や蘭丸は死にます。

だけど、この12振は強さを手に入れたのではないでしょうか。

本能寺の変というその結果には変わりはなくとも。